写真・文 さとうみかを
tsuzuri



わたしが4歳の頃に話していたことばを母が綴ったもの。
整理していたら出てきたと、母がのど飴と一緒に送ってくれた。


“ みかは最近、空をとぶれんしゅうをしている
いっしょうけんめいだ。
お月さままでいく、それがムリだったらくもにのる
だけどおちるかもしれないから
たくさんフトンをしいちょってネ ”


“ 美香 ばあちゃんが「子供のくせに」というと
「そんなら ばあちゃんは子供のときから大人やったん?」と
つっこまれたそうダ。4才と5ヶ月 ”


“ 美香 少しかぜぎみ、
「みかちゃん つかれてクタクタやー」
いつもよりメンメン泣く ”

などなど…


当たり前に憶えてないけれど、幼い自分を空から俯瞰するようで、
身体のどこしかにまだいるようで。なんだかおもしろい。

走り書きでもスケッチでも、何でも残しておくものだなあ。

タンスにしまわれたその歳月になにかが宿り、
初めて出会うと、思い出すとの丁度あいだで空をとぶ。
こんなかたちで4歳の頃の夢が叶うとは。

上へ上へ登った10代、横へ横へ走った20代。
30代はなんだか奥へ奥へ。

悩みや挫折が増えたけど、
しあわせと思える瞬間もずいぶん増えている。

悪くないな、30代。



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